『ゲノムから始める生物学』 内容紹介文
ゲノム‐プロジェクト研究をはじめとする最近の生命科学の成果は、医療や産業に大きな変化を与えるとともに、生命観や倫理観にも深い変革を迫っている。本書は、このような研究の進展が生物学にもたらした点を重視し、ゲノム(DNA)に基礎をおいて体系的に構成し直した新しいタイプの生物学の教科書・参考書である。遺伝子やたんぱく質の配列情報がもつ意味、クローンや生殖医療、地球環境問題、プロテオーム解析、生命倫理など最新の話題に触れながら、生物学全般について解説している。本書のような観点から生命科学を理解することは、次代を担う学生には不可欠であろう。本書はそうした知識を得るための好適な書である。
[主要目次]
第1部 生命の階層をつらぬくゲノム
 1章 生命とゲノム
 2章 生命情報とその取扱い
 3章 生物の多様性と階層的分類
 4章 生命体の階層的構造と大きさ
 5章 細胞構造と細菌とウイルス
 6章 遺伝と発生
第2部 ゲノムと遺伝子産物の多様性
 7章 ゲノムの構成
 8章 可溶性タンパク質と神経伝達
 9章 膜タンパク質と神経伝達
 10章 細胞骨格関連タンパク質と運動
 11章 核酸結合タンパク質とRNA
 12章 細胞情報とガン
第3部 ゲノムの冒険
 13章 進化
 14章 ヒトの器官系と健康
 15章 生態系と環境問題
付録
索引