『言語と記憶』 内容紹介文
人間はきわめて高度のコミュニケーション能力を備えており,これによって複数の人間の間で電気的・化学的な伝達システムを介することなく,情報や感情のやり取りを可能にしている。このような能力は,言語や記憶そして知識などのいくつかのサブシステムによるもので,これらが互いに連係しながら日常の情報伝達を支えている。
本書は,この言語・記憶・知識などについて,トピックスを通して現代心理学でどのようなことが研究されているかを紹介し,その仕組みや働きについて解説してある。日常ほとんど意識することのない行動が,いかにうまく作られた仕組みによって支えられているかを理解することができる。
学生に役立つ入門的なテキスト・参考書である。
〔主要目次〕
1.はじめに(浮田潤)
2.言語と心(井上道雄)
3.言葉の働き(賀集寛)
4.覚えること(豊田弘司・杉島一郎)
5.覚えていること(豊田弘司・杉島一郎)
6.記憶のしくみ(皆川直凡)
7.言葉が失われるとき(浮田潤)
8.おわりに