| 当社は昭和60年12月にコンピューターソフトウェアのマニュアル受注制作事業を目的として設立されました。その後、同事業で得た編集力や翻訳力といったリソースをもとにパソコン専門書籍出版をはじめとして、パーソナルコンピューターを中心とする情報産業市場に着実に基盤を拡大して参りました。現在では、①市場の川下に位置するエンドユーザーを対象とした出版事業、②市場の川上に位置するコンピューターハードウェア/ソフトウェアメーカーを対象とするデザイン事業、③市場発展の核ともいえるソフトウェアを対象としたゲーム開発事業、というように市場全体を効率良くカバーした展開をしております。
当社の特徴は、成長率が高い情報産業市場に基盤をおいていることによる成長性に加え、その反面変動が激しいといわれる同市場に対し前述のような分散した事業展開をすることによる安定性という両面を持ち合わせていることにあります。さらに、当社ではこの「分散安定基盤」という概念を全事業に一貫して採用しております。それぞれの事業が質と対象をバランスよくとらえた構成にすることにより、より強固な基盤固めを行っております。 この展開は、一般的にいわれる多角化とは違い、それぞれの市場で蓄えたリソースをもとに様々なトライアルを重ねながらすすめられるため、新規事業に対するリスクを最低限におさえることが可能であります。 そしてその発展を支えているのは31歳の社長をはじめとした平均年齢が30.8歳というスタッフの若さとスキルの高さにあるといえます。 また、この結果としてベースとなる収益が安定的に推移し、ヒット作に依存しない体質を構築していることと共に、平成8年1月発刊の「神々の指紋」とその姉妹本「創世の守護神」、平成9年9月発刊の「奪われし未来」などのベストセラーによるヒットなど、付加収益を享受できる可能性をも併せ持っております。 今後、パーソナルコンピューターを中心とする情報産業市場という土壌に根を下ろしながら、その肥沃な土壌とともに翔泳社という樹木を成長させて行く過程で、現在の3局体制は、当社と情報産業市場の"現在"を映しているに過ぎません。時代の流れや市場の動きを捉えながら当社のビジネスが進化していく過程で、当然その内容や事業領域も様々に変わっていくことでしょう。その変化こそ、私たちのたゆまぬ挑戦の証なのです。情報化社会の進展と、それに伴って刻々と変化するコミュニケーションのあり方を追求しながら、当社は新しいビジネス領域の開拓を通じて、自らの未来像を創り出していきます。 |
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